【ミスチル】Mr.Childrenの「here comes my love」を徹底考察してみた。

こんにちは、ざわわです。

 

今回はミスチルの一番新しいアルバム『重力と呼吸』から「here comes my love」を徹底的に考察していこうと思います。

 

この『重力と呼吸』はとにかく聞き込んだので他の曲のことも書いたりアルバム全曲レビューしたりしたいんですけど、いかんせん僕がブログを始めたのは去年の12月なのでこのアルバムが発売されてから時間がたっちゃってて旬じゃなくなってしまったんですよね。。

 

でもいつかは書きたいと思ってます。

今回はそんな『重力と呼吸』より「here comes my love」について語っていきます。

 

 

「here comes my love」の情報

 

この曲はドラマ「隣の家族は青く見える」の主題歌で、このドラマは不妊治療、同性愛などを題材にしたドラマでした。

 

またこの「here comes my love」は、「隣の家族は青く見える」の主題歌として書き下ろされたものということですので、そこも歌詞に少し関係しているのかなと思いますがそれは後ほど。

 

この曲はデジタルシングルでもありドラマの初回放送後の日付を跨いだ瞬間、1月19日に配信が開始されました。

(その後重力と呼吸に収録されています。)

 

here comes my loveの意味は「僕の愛がきたよ!」みたいな意味みたいですね。

それにしても長い曲名なのでファンの間ではヒアカムとかに略されてます。

 

www.youtube.com

 

here comes my love

here comes my love

 

曲の豆知識

 

・この曲は伝説のバンド「Queen 」を彷彿とさせる曲として作られています。

・ドラマ「隣の家族は青く見える」主題歌

・ドドドーンで初披露された。

 

 

歌詞の全文

 

破り捨てようかな
いやはじめから なかったものって思おうかな?

拾い集めた淡い希望も
一度ゴミ箱に捨てて

飲み込んでおくれ
巨大な鯨のように
あぁ僕は彷徨うピノキオの気分だ
何かが僕を変えるはずさって
夢見て暮らしている

輝く光じゃなくっても
消えることない心の灯りはいつも
君を照らしてる
祈るように 叫ぶように
この想いがはぐれないように

夢見た未来を波がさらっていっても
この海原を僕は泳いでいこう
here comes my love
here comes my love
君に辿り着けるように

灯台の灯りが
夜の海の向こう
強く優しく光を放つ
今の僕は
君を正しく導いてるかな?

答えはきっとグレーだ
描いて消すを繰り返した夢の地図を
風が引き裂いても
祈るように 叫ぶように
また流れに飛び込んでみるんだ

見上げた空には雨雲があるけど
その海原を誰もが泳いでるよ
希望を胸に吸い込んだら
また愛する人の待つ場所へ

あって当然と思ってたことも
実は奇跡で
数え切れない偶然が重なって
今の君と僕がいる

繋いでいたその手が離れてしまっても
見失わぬように君のそばにいるよ
希望を胸に吸い込んだら
また君と泳いでいこう
here comes my love
here comes my love
いつかきっと
僕ら辿り着けるよね

 

歌詞の解釈

 

この曲は様々な解釈ができるように作られている曲だというのは間違いないと思うので、1つの解釈だなと思って軽い気持ちで読んでいってください。

 

破り捨てようかな
いやはじめから なかったものって思おうかな?

拾い集めた淡い希望も
一度ゴミ箱に捨てて

 

こちらのフレーズから始まるのはなかなかインパクトが強いですよね。

 

こちらはドラマの内容と少しリンクしていると思っていて、「不妊治療」という題材はかなりセンシティブな内容ですよね。

子供ができないという悲しみの中にいるけど、希望の光が射した(子供を授かった)が流産などで失ってしまった。

 

淡い希望も一度ゴミ箱に捨てて、なかったこととして考えようという考えですね。

 

飲み込んでおくれ
巨大な鯨のように
あぁ僕は彷徨うピノキオの気分だ

何かが僕を変えるはずさって
夢見て暮らしている

 

これはおそらくピノキオの話ですよね。クジラに飲み込まれるというのもピノキオの話と繋がっています。

 

そしてサビに繋がっていくのもピノキオの話不妊治療(精子卵子を求めて旅に出る)の話だと思います。

 

夢見た未来を波がさらっていっても
この海原を僕は泳いでいこう
here comes my love
here comes my love
君に辿り着けるように

 

全体を通して海を舞台にしているところから世界観はピノキオの世界をイメージしていいと思います。そしてそこに生命の神秘、男女間の愛など様々な人生があるということを歌っていると思います。

 

見上げた空には雨雲があるけど
その海原を誰もが泳いでるよ
希望を胸に吸い込んだら
また愛する人の待つ場所へ

 

二番のサビは夢見る人たちや目標に向かって頑張っている人たちを大海原を泳いでいる人に比喩しているとわかります。

 

「希望を胸に吸い込んだら」というフレーズは海を泳いでいる人たちは「空気を胸に吸い込みますよね」その2つの意味をかけているのだと思われますね。

 

あって当然と思ってたことも
実は奇跡で
数え切れない偶然が重なって
今の君と僕がいる

 

Cメロは桜井さんらしく大サビに繋げるための助走のような感じのメロディで、最後壮大に桜井さんが叫んで間奏に入っていきます。そして歌詞がいいですね。 実は全てが奇跡なんですよね。

 

間奏はおそらく聞いた人のほとんどが「QUEEN 」を彷彿とさせるギターソロだな(笑)って思うと思います。これは桜井さんも雑誌で意識しているとおっしゃっていました。

 

繋いでいたその手が離れてしまっても
見失わぬように君のそばにいるよ
希望を胸に吸い込んだら
また君と泳いでいこう
here comes my love
here comes my love
いつかきっと
僕ら辿り着けるよね

 

改めて歌詞がいいですね。

「繋いでたその手が離れてしまっても 見失わぬように 君のそばにいるよ 」なんて素晴らしい純愛。

ミスチルの壮大なロックバラードは曲の展開のスケールがでかくてラスサビに感動のタネが詰まっていますね。

 

アウトロの乾いた笛のような楽器の音も哀愁漂っていてなんていうか、こう、良いです。

 

曲の印象

 

かなり壮大なロックバラード。

ギターが目立つ。

Aメロから切ない歌い方。

Bメロで、すっと立ち止まるような感じからサビへの高揚感がたまらない

サビへの入りのドラムがいい。

サビのファルセットで韻を踏んでるのが気持ちいい。

here comes my love(ら〜)ぶ

希望を胸に吸い込んだら(ら〜)

 

間奏がQueenすぎる。楽しんでるなぁMr.Childrenっていう感じ。やりたいことやってる感。すき。

 

ライブでの印象

 

ライブ映えする曲。

桜井さんの声が綺麗に響く。歌唱力が光る。

壮大で圧倒される。

ライブのand I love youと同じ雰囲気で圧倒される。

照明との相性がいい。

バンド感が前面に出る。

ファルセットが他の楽器に少し消されるけどそれはそれでアリ。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

とにかくスケールの大きい歌なのですが、ミスチルならではの隠喩や歌詞の展開が特徴的ですよね。

また演奏も特徴的で素晴らしい曲です。

とにかくミスチル愛が溢れでてきてしまう曲でした。。

 

重力と呼吸

重力と呼吸