【ミスチル】Mr.Childrenの「海にて、心は裸になりたがる」を徹底考察してみた。

こんにちは、ざわわです。

 

ミスチルのアルバム『重力と呼吸』より「海にて、心は裸になりたがる」を徹底考察していきます。ライブで盛り上がる曲でとても好きな曲ですので歌詞などを考察していきたいと思います。

 

 

「海にて、心は裸になりたがる」の情報

 

・80年代のビート・パンクを思わせるダウンピッキングが多用された曲になっています。

アルバム『重力と呼吸』の2曲目に収録されていますが、曲名でかなり驚いたかもしれませんが、「裸」にはなりません。(笑)

あくまでも心が開放的になるということの比喩です(笑)

 

曲の豆知識

 

・ツアー重力と呼吸で演奏された。

・桜井さん曰く「今までならボツにしてた」という曲

・ある意味雑な転調が聞き所になっている



歌詞の全文

 

ぼんやりただぼんやりと
海へと向かい心は走る
昨日あった嫌なことを
洗い流してきたい

重箱の隅をつつく人
その揚げ足をとろうとしてる人
画面の表層に軽く触れて
似たような毒を吐く

沈みかけたオレンジ色の太陽を背にして
僕の影が砂浜で踊ってる

全部把握したつもりでいても
実は何も分かっていやしないよ
今心は裸になりたがっているよ
消極的なあなたにも
上から目線のあなたにも
ほら世界は確かに繋がっているよ

生臭い海の匂いは
ロマンチックとは程遠いけど
デスクにいるより居心地が
良くてハイになる

冷静に自分を客観的にみる回路を外して
君の影も今僕と踊ってる

対照的と思っていても
実はあちこちが似ているよ
今心は裸になりたがっているよ
わがまま過ぎるあなたにも
自惚れが強いあなたにも
きっと世界はあなたに会いたがっているよ

嫌なやつだと考えていても
実はちょっぴり気になっているよ

今心は裸になりたがっているよ

可愛げのないあなたにも
注目されたいあなたにも
きっと世界はあなたに会いたがっているよ
今心は裸になりたがっているよ

 

歌詞の解釈

 

掛け声などもありライブで演奏されているのが想像しやすい曲ですが、この曲は実は結構今の社会風刺をしている曲です。

 

ぼんやりただぼんやりと
海へと向かい心は走る
昨日あった嫌なことを
洗い流してきたい

この曲の主人公は嫌なことがあって海に向かっているみたいですね。裸になる準備はバッチリです。

重箱の隅をつつく人
その揚げ足をとろうとしてる人
画面の表層に軽く触れて
似たような毒を吐く

 

「重箱(じゅうばこ)の隅をつつく 」の意味は、どうでもいいようなことばかり取り上げて口うるさくいう人の例えです。

その揚げ足を取ろうとしてる人というのは、おそらく重箱の隅をつつく人を批判している人のことでしょうね。

それを画面の表層、つまりスマホに触れてツイッターやラインやなんやらで似たような悪口を書く。という現代の社会風刺と読み取れます。

 

沈みかけたオレンジ色の太陽を背にして
僕の影が砂浜で踊ってる

話は戻り主人公は夕方に砂浜で踊っているのでしょうか?影が踊っているというのは、心の例えかもしれませんね。自分を投影している影が踊っている。心が踊っている。

 

全部把握したつもりでいても
実は何も分かっていやしないよ
今心は裸になりたがっているよ
消極的なあなたにも
上から目線のあなたにも
ほら世界は確かに繋がっているよ

 

サビはなにか自分の忘れかけていたことをハッと気付かせてくれる感じがしますね。

 

生臭い海の匂いは
ロマンチックとは程遠いけど
デスクにいるより居心地が
良くてハイになる

すごくわかりやすい情景描写ですよね。

冷静に自分を客観的にみる回路を外して
君の影も今僕と踊ってる

 

一番の「太陽」と二番の「回路」で音を合わせていますね。なので曲全体を通してうまいことリズムが生まれています。

対照的と思っていても
実はあちこちが似ているよ
今心は裸になりたがっているよ
わがまま過ぎるあなたにも
自惚れが強いあなたにも
きっと世界はあなたに会いたがっているよ

歌詞はあなたに訴えかけていますよ〜

 

曲の印象・特徴

 

ミスチルっぽくない

ロードオブメジャーみたい

・ライブ映えしそう

・サビの疾走感がいい

・掛け声がライブで楽しみ

 

ライブでの印象

・盛り上がる

・掛け声が楽しい

・ライブ映えする曲

・青白い照明とよく合う

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この曲はミスチルの中でもかなり特徴的な曲なので、普段ミスチルをよく聞く人なら、え?ミスチルの曲じゃないみたいと思うと思います。

 

しかし桜井さんの作詞術、Mr.Childrenの編曲術があればそれさえもMr.Childrenの物としてしまいます。